2018年05月24日
SIMフリー版のiPhoneは、公式サイトや通販サイト、フリーマーケットアプリなどの中古市場で購入可能です。さまざまな選択肢がありますが、それぞれどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。SMIフリー版のiPhoneを購入するときの注意点とともにご紹介します。
SIMフリー版のiPhoneは量販店や携帯電話専門店では取り扱っておらず、購入できるのはキャリア版だけです。iPhoneを販売している公式サイトのオンラインストアからは、SIMフリー版iPhoneが購入できます。
どのモデルにするか決めて選べば、すぐに購入ページに進めます。支払い方法は銀行振込、コンビニ支払い、クレジットカード・代金引換から選択可能です。在庫があれば注文後1日から2日程度で到着します。
また、日本全国に展開する公式の実店舗からもSIMフリー版のiPhoneが購入可能です。在庫がある場合は当日に受け取ることができます。店頭であればスタッフに容量の選び方や操作方法、iPhoneのモデルなどの相談をして購入可能です。さらに、メールアカウント設定や連絡先データの移行などのパーソナルセットアップも対応しているため、端末の操作に不慣れな人には心強いでしょう。
中古のSIMフリー版iPhoneの強みは価格の安さです。新しいモデルが出た後は中古品が市場に出回り、定価より安いため購入しやすくなります。購入先の選択肢は中古ショップ、通販サイト、フリーマーケットアプリなどです。SIMフリー版のiPhoneの中古品は簡単に購入できるものの、いくつかの注意点があります。
・バッテリー劣化の問題
前回のユーザーがどの程度の頻度で端末を使用していたかにより、バッテリーの消耗度合は違います。もし、バッテリー劣化が心配な場合、保証サービスを利用するのも一つの手段です。製造から数えた年数を逆算すれば、保証サービスの加入期間が残っているか確認できます。
・Appleの端末保証への加入
前回のユーザーが公式の端末保障に加入していたかを確認しましょう。端末保証に加入していなかった場合の保証年数は注意点です。保証期間は2年であるため、シリアル番号で端末の保証状況や延長保証が受けられるかを調べて購入を検討することをおすすめします。
・アクティベーションロックがオフでないとすぐに使えない
iPhoneの盗難防止用のロックをアクティベーションロックといいます。このシステムでは、IDとパスワードがない場合、ロックを解除できません。前の利用者が初期化とアクティベーションロックをオフにしたかを確認していないと、次の持ち主がロックを解除できないというトラブルが起きます。
・白ロムか赤ロムの確認
前回のユーザー情報がなくなった状態の端末を白ロムといいます。一方、赤ロムは前回ユーザーの端末代金の未払いや盗品などの理由で利用できない状態の端末です。赤ロムであることを知らずに購入した場合、iPhoneが利用できずに購入代金が無駄となってしまう可能性があります。
白ロム対策のためには、まずはネットワーク利用制限の有無を各キャリアで確かめましょう。15桁のIMEI番号を入力し、〇が表示されれば白ロムであるのが判明します。ただ、後々赤ロムに変化することもないわけではありません。赤ロムに関するトラブルは、保証付きの中古市場での購入であれば安心です。
SIMフリー版のiPhoneは公式サイトオンラインストアや実店舗以外にも、通販サイトを利用した購入も可能です。しかし、通販サイトを利用してSIMフリー版のiPhoneを購入するときには注意しなければならないことがいくつかあります。トラブルの可能性とデメリットは下記の通りです。
・公式オンラインストアよりも高額か同価格
一般的な家電製品の場合、通販サイトは通常よりも安く商品が購入できることも多いでしょう。しかしSIMフリー版のiPhoneは、公式オンラインストアよりも高額か同価格で流通しています。通販サイトで販売している業者は、未使用のiPhoneを転売している場合がほとんどだからです。
注意書きとして記載されている「SIMロックを解除したSIMフリー版iPhone」であるという一文に注目しましょう。iPhoneの購入後、販売業者がSIMロックを解除する手間賃や利益を販売金額に上乗せしているため、公式のオンラインストアよりも高額になるのです。
・本来受けられるサポートが受けられない可能性
iPhoneは公式のオンラインストアや店舗での直接購入なら、1年間の自然故障に対応する修理保証と90日間の無償電話サポートがつきます。一方、通販サイトを利用してSIMフリー版のiPhoneを購入すると、販売業者がいつ購入したか分からないケースがあります。保証期間が残りわずか、あるいはすでに保証が切れている場合もあるかもしれません。その場合、端末の故障時に無料保証を受けられず、高額な修理費用がかかってしまうリスクがあるのです。
■公式オンラインストアや実店舗ならではの充実のサポート
iPhoneの公式オンラインストアや店舗を利用してSIMフリー版のiPhoneを購入すれば、料金の追加で保障が受けられます。たとえば、画面割れやそのほかの故障に対して2年間で2回まで修理可能です。ほかにも、修理中に代替機を借りられる「エクスプレス交換サービス」やバッテリー機能が80%以下まで消耗した場合の「バッテリー無料交換」という特典もあります。
追加の保証内容が2年間に延長するのも見逃せない点で、手厚いサポートを受けられます。公式オンラインストアや実店舗でSIMフリー版のiPhoneを購入後、30日間以内まで加入可能です。
公式オンラインストアや実店舗と中古市場では、端末の購入価格や故障や赤ロム時の保証内容が違います。SIMフリー版のiPhoneを購入するときは、起こりうるトラブルやリスクを考慮したうえで購入先を検討してください。
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