2017年10月31日
今でこそ広く認知されているMVNOですが実はかなり昔からこのサービスは展開していました。当時も一部では注目されていたのでもしかしたら昔から聞いたことだけはあるという人もいるかもしれません。当時も大手キャリアと比べると格安で携帯電話を使用することができました。
しかし、この頃の携帯電話の進化は凄まじいものがありました。新機種が出るたびにどんどんと便利な機能が追加され性能も格段に上がり端末料金の分割払いが終わる頃には携帯電話の機種変の良い頃合でした。多くの人がこれに大した疑問も無く「2年たったらもう変え時だよね」とユーザーに思わせる大手キャリアの経営戦略通りになっていました。実際に2年もしたら新機種と旧機種には大きな性能差があったので仕方の無いことではありますが。。
今現在スマホの性能は成熟してきているのかもしれません。無理に最新の機種に変更をしなくても性能的に十分になってきています。例えばappleのiPhoneだとiPhoneX(2017年11月3日発売)が発売されていますがこの2年前というとiPhone6s(2015年9月9日)が発売された年です。iPhone6sは今でもまだまだ現役で使っていける、高性能なスマホだと思います。実際に今もiPhone6sを使っている人もいるでしょうし、使用者の中でiPhone6sに不満を感じている人も少ないと思います。
性能に不満が無く、故障もしていないのであれば、キャリアの○○年縛り(大体が2年)が終わってもまだまだ今のスマホ使いたいなと思う人も増えてきました。しかし、そうなると大手キャリアの使用料金が高いと思われるようになります(大手キャリアのメリットは最新機種がお得に使えるという側面が強いため)。
そうなると多くの人たちがMVNOに格安SIMに安さを求めて乗り換えていくようになります。
ここ最近で数多くのMVNOがサービスを開始しました。経営者が通信設備を持たずともサービスを展開できるので新規ではじめる会社もあれば、まったく別業種からの参入もあり色々な特徴がある格安SIMが出てきます。
むしろ何か特徴がないとMVNOとして生き残れなくなってきたと言ったほうが正しいかもしれません。通信料金が安くなるのはもう当たり前になりいかにユーザーにその他のメリットを感じさせることができるかがMVNOとして存続していける分かれ道になってきました。現にこれだけ好調なMVNO業界でも買収されたりMVNO事業を撤退する企業も出ています。
業界の競争が激くなり生き残るためにはユーザーに自社のサービスを選んでもらわなければなりません。そのために特徴的なユーザーにメリットのあるサービスが色々出てきました。
<その1>ロケットモバイル
競争激しいMVNO業界に衝撃を与えた「神プラン」で人気のロケットモバイル。「神プラン」とは月額298円からデータ通信が無制限で使用できるプランです。(最大200kbps)
さらにロケットモバイルでは独自のポイント制度があり指定されたアプリをダウンロードしたりアンケートに答えると「ロケモバポイント」が貯まり、そのポイントを月額使用料に充当することもできます。月の料金が「0円」にすることも可能です。株式会社エコノミカルが運営するロケットモバイルは「神プラン」だけではなく通常のデータプラン(1GB、3GB、5GB...)も扱っていますが、「今すぐプラン変更」というサービスがあり、月のデータ使用量を超えてしまったときに料金プランを使用量の多いものにすぐに変更できるサービスです。通常だったら月の使用量を越えてしまったらデータ量を上乗せ(例:1GB=1000円など)するところを、この「今すぐプラン変更」を使うとたとえ月の半ばでもデータプランを変更できます。その時上乗せ料金は発生せずに上位プランとの差額分のみの負担でデータ量を増やせるとても柔軟なサービスです。
(例)
◯プラン名:神プラン データプラン
◯月額:298円
<その2>mineo
mineo(マイネオ)はケイ・オプティコムが提供する、MVNOのモバイル通信サービスです。ドコモ回線(Dプラン)、au回線(Aプラン)を用意しているので今使用している端末がドコモ・auであればSIMロック解除なしで使えるのが良いですね。(1部機種を除く)もちろんソフトバンクの端末でもSIMロック解除をしてあればDプランを使うことができます。サービスも充実していて、月に余ったデータ使用量を繰越しさらに家族間で分け合える「パケットシェア」や専用アプリ「mineoスイッチ」でデータ使用量の管理が楽にできるアプリがあったり、データ使用量を超えたとき追加チャージが100MBからできるので使う分だけ増やせるなどユーザーがメリットを感じるサービスが多いMVNOです。
(例)
◯プラン名:ドコモプラン シングルタイプ 500MB
◯月額:700円
<その3>LINEモバイル
LINE株式会社が提供する格安SIMが「LINEモバイル」です。この格安SIMの最大の特徴がアプリ「LINE」を使用した通話・トークなどの基本的な通信がカウントフリー(データ通信容量を使用しない)であるということです。現在唯一、年齢認証ができる格安SIMなので簡単にIDで友達検索ができるようになります。スマホではほとんどLINEしかしないという方は月額540円で使い放題になりますね。
他のSNSも使うという方にもLINEモバイルはおすすめです。「コミュニケーションフリープラン」は「Instagram」「Twitter」「Facebook」「LINE」がカウントフリーになるプランもあります。いま人気急上昇中の格安SIMです。
(例)
◯プラン名:LINEフリープラン(データ)
◯月額:500円
<注目>Y!mobile
イーモバイルとWILLCOMの統合後にソフトバンク株式会社が運営を行っています。様々なプランに対応しており「無料通話プラン」や速度面での充実も大きな魅力です。またYahoo!Japanとの連携サービスも大きな特徴の1つです。特典に関しては、Yahoo!ショッピングを行った際のポイント特典(Tポイント)が5倍になるなど利用者に取っては非常にお得な設計となっています。
(例)
◯プラン名:スマホプランS
◯月額:1,980円
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