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なぜここまで安い?MVNOが安く使える理由

2018年04月21日

格安SIMはここ数年で一気に一般化しました。格安SIMに乗り換えてから通信費も下がって、家計が楽になったという人もいるでしょう。この格安SIMを実現した裏側にはMVNOの存在があります。MVNO が登場することで通信サービスの価格やプランは大きく変貌を遂げました。MVNOとはどのような事業者なのか、どうしてここまで安い利用料金にできるのかを紹介します。

MVNOのシステムとは?

MVNOとは「Mobile Virtual Network Operator」の略称です。日本語に翻訳すると「仮想移動体通信事業者」となります。他社の携帯電話回線などを借り受けることで通信サービスを提供する事業者をMVNOと呼びます。他社のインフラを使いながら独自のサービスやプランを加えて消費者に提供する事業をおこなっている会社です。MVNOに対してMNOという言葉もあります。MNOとは「Mobile Network Operator」の略称で、日本語では「移動体通信事業者」と訳されます。これは私たちがおなじみの大手キャリアを指します。MVNOと違って基地局などの設備を自前で保有しています。MVNOはMNOにお金を払って通信インフラを借り受けることで通信サービスを提供しているということです。以前はMNOしか通信サービスを提供することができませんでした。しかし、現在はMVNOというシステムが認められるようになり、異業種からも参入が増えています。

どうしてMVNOは安い料金で使えるの?

MVNOはMNOと呼ばれる大手キャリアと比べて、リーズナブルな料金設定が魅力です。しかし、なぜMVNOが安く使えるのでしょうか。その理由として経営のためのコストカットが挙げられます。

 

キャリアは経営するために膨大なコストをかけています。通信施設の管理や運営のほか、端末を専用に開発し、さらにコンテンツやサービスを豊富に展開しています。また、全国を網羅してショップを運営しているのも大手キャリアの特徴です。しかし、これらの事業をおこなうためには設備費用や光熱費、人件費もかさみます。一方でMVNOはキャリアよりもショップが少なく、サービスも限定しています。また独自でインフラを用意せず、ユーザーの数に合わせて必要な分だけネットワークを借りることで経営をスリム化することに成功しました。

 

MVNOがコンパクトなのは経営だけではありません。従来のキャリアでは通話やパケット通信以外にいろいろなオプションをプラスして契約するのが普通でした。電話のかけ放題やサポートサービスなどが含まれたうえの利用料金ということです。しかし、そのようなオプションは必ずしもすべての消費者にとって必要だとは言えません。MVNOで提供しているプランの場合はそのようなオプションは初めからつけず、通信だけのシンプルな料金体系になっています。

 

MVNOではデータ容量を小分けにして消費者に提供しています。消費者の中には契約していたとしてもあまりインターネットを使わないという人もいるでしょう。そのような人はデータ通信が少ないプランに乗り換えることで大幅に通信費を削減することができるのです。

MVNOでも品質や通信速度は悪くならない?

MVNOのサービスはキャリアから回線を借りて、消費者に提供することで成り立っています。それでは、キャリアと直接安くする場合と比較して通信の品質やスピードで劣ることはないのでしょうか。

 

私たちが使っているスマートフォンはスマートフォンからキャリアの基地局につながり、MVNOを経由してからサーバーに接続されます。スマートフォンから基地局までの通信はキャリアでも格安SIMを使っても速度に違いはありません。違いが生まれるのは基地局からMVNOの段階です。この段階ではMVNOが借りている容量と利用している人の数によって速度が違います。容量を多く借りていて、しかも利用者数も適切であれば混雑することもなく快適に使うことができます。しかし、利用者数が増加すれば混雑が激しくなって一人当たりの通信速度が遅くなってしまう可能性もあるでしょう。

 

利用者数は時間帯によっても変わってきます。一日の中で利用者が集中する時間は通信速度も遅くなることがあるでしょう。これはMVNO事業者が回線を借りている容量などをコントロールすることで対策はできます。しかし、借りる容量を増やした結果コストがかかってしまえば、利用料金に影響を与える可能性もあります。

 

格安SIMはMVNOによって速度や安定性に違いがあります。メディアなどで掲載された速度の情報は一時的な速さだけを記録したものである可能性もあるため、過去のデータを見るときには、一時的に速い速度を出したものではなく複数の記録を比較して速度が安定したものを選ぶようにおすすめします。

 

MVNOは回線を借りるという手法を使って、キャリアにはない安さを実現しました。また、プラン自体もシンプルで無駄がないことが利用料金を抑えることができる秘訣です。格安SIMはMVNOごとに独自のサービスを打ち出してきています。様々な容量プランで使ったり、自分にとって必要なオプションだけを選択できたり、MVNOを選ぶメリットは安さだけではありません。MVNOだから安いと単純に考えるのではなく、業者独自のサービスに着目して自分に合ったものを選びましょう。

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