2018年05月15日
格安SIMの通話ではプレフィックス番号を使うと電話料金の節約ができます。あまり多くの人に知られていない方法ですが、自動でプレフィックス番号を入力してくれるアプリを活用すれば手間もかからずおすすめです。電話の通信費が高くなることで格安SIMの導入を迷っていた人に朗報となるプレフィックス番号とその使い方を紹介します。
プレフィックス番号は、電話番号の先頭に自分の電話番号とは別の番号を付け加えて発信する方法です。非通知設定で一般的に知られている「184」をダイヤルした後に電話番号を発信する方法と変わりません。格安SIMでプレフィックス番号を使う理由としては、通話料金節約のためです。ほかの方法となるIP電話(050発信)を利用する方法もあります。
注意点は、電話帳から発信するときには、電話番号の先頭にプレフィックス番号を付け加えて番号を保存しないといけません。この方法では手間もかかり入力間違いも起こりやすい欠点があります。もし、無駄な手間を省きたいなら、通話割引アプリを使う方法が最も簡単です。
通話アプリを使って発信する際には、プレフィックス番号を発信する番号に自動で設定してくれます。プレフィックス番号を自動的に設定できるアプリは複数ありますが、通話料金が安くなる仕組みは同じです。また、注意点はIP電話の方式よりも固定電話への通信料金が割高に設定されていることです。通話をする相手がどのような人が多いのか確認して活用するとよいでしょう。
プレフィックス番号の仕組みは音声通話回線を経由するサービスとなっています。ほかの方法のように音声の品質が劣化することなく通話できることがメリットとなっています。着信を受ける人も、通常の電話番号がディスプレイ表示されるため負担を感じません。
■電話料金を安くできる
プレフィックス通話は格安SIMを利用する、通話料金を安くしたいユーザーにおすすめです。家族間無料通話や通話定額といった通話サービスを使えないことが格安SIMとキャリアを比較したときの弱点です。プレフィックス通話を利用すれば、格安SIMでの通話料金の負担を減らせます。
プレフィックス通話には電話の通話料金を安くできるメリットもありますが、使いにくい点などデメリットもあります。下記にプレフィックス通話のメリットとデメリットをまとめてご紹介します。
・通話料が安くなる
一般的に30秒20円の通話料が半額の30秒10円となります。月額使用料や初期費用も一切かかりません。
・通話アプリ経由で発信は簡単
プレフィックス番号を自動的に付与する通話アプリの利用で、毎回プレフィックス番号を打たなくても通話が可能です。
・通信品質の安定
回線交換方式の通話網を利用するにより、遅延が少ないうえに音質の高さが実現されています。
・国際電話も可能
国際電話に対応しているサービスも一部あります。国際電話は電話の通信料金が高くなるためおすすめです。
・ガラケーでも利用可能
電話番号の先頭にプレフィックス番号を付け加えるだけで、ガラケーの携帯電話でも利用可能です。
・キャリア同士の無料通話サービスに通話料が発生する
「同一キャリア間無料通話」「家族間無料通話」などのキャリア各社で提供されている無料通話サービスは、プレフィックス通話の利用のしている格安SIMでは使えず通話料が発生します。
・発信できない番号が存在する
「110番などの3桁番号」「0570で始まるナビダイヤル」「0120で始まるフリーダイヤル」に関しては、通常の番号で発信しないといけません。
・固定電話への発信は番号非通知となる
通信事業者によっては、プレフィックス番号で固定電話へ発信すると番号非通知になる場合があります。
プレフィックス番号の設定は、どの通話割引アプリを選択しても必要になります。基本的なプレフィックス番号の設定手順は以下の通りです。
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